はなのかんばせ

だいがくいんせいのらくがきのーと

煙草の話

 まずはじめに僕は喫煙者です。喫煙歴は言わないです。喫んでいるのは主にピースかゴロワーズです。両方とも6ミリのやつ。程よい甘さ。

 どうして煙草を喫むようになったかというと、まあ勧められて誘惑に負けたんですけれど。ダメですね、あれは。飲み会の席だと、煙草のテーブルだけは一気飲みとかしないでも別にみたいな空気が一応あって、そういう飲み会に参加しているうちに気がついたら毎日すぱすぱするようになってしまった。

 煙草を吸うという行為は酷く惨めな行為だと思う。昔はどうだったかとか知らないけれど、少なくとも今の時代は煙草を吸うなんてアウトローみたいな空気があって。禁煙しましょう、ナチュラルオーガニックばんざーいみたいな雰囲気で街中が溢れかえっているように思われる。吸っていたら通行人から嫌な目で見られるし、警察には身分証を出せと言われるらしいし、服は臭くなる。口臭も臭くなる。一つとしていいことがないように思う。つまり、煙草を喫むという行為は惨めなのである。

 ではなぜ、煙草を吸うのか。カッコいいから、という理由はもちろん当てはまる。これを否定する喫煙者は、カッコ悪い。実際男で煙草を吸い出したやつなんて、大なり小なり格好良さを求めていたに違いがないのだ。時代の波に抗うような格好良さを求めているのだ。実に反社会的だと思わないだろうか? 思わないな。考えるのは止そう。

 自分が煙草を喫み出した原因について考える。まず友達が吸っていたから。これはもちろんある。次に、煙草を平気で喫むことができる体質であったから。ゴホゴホしたりしなかった。最後に美味しいから。ニコチンを補給したいという目的があることにはあるけれど、やっぱり煙草は美味しい。色々味があるし。

 結論。煙草を喫むことは惨めである。