はなのかんばせ

だいがくいんせいのらくがきのーと

残響

 最近は勉強をする、資料を読む、論文を書くの3つをひたすら繰り返すだけの日々を過ごしている。大学に行くことも今はできないので、部屋で一人朝から寝るまで、同じことしかできない。何にも増して優先されるべきことは、論文を書いて発表するということなので、まあやるべきことはやっているわけだけれど、息抜きをすることができないので、ストレスがとてつもなく溜まってしまう。

 Twitterはなんだか使い辛い雰囲気になって(知り合いをフォローしていること、くだらないことを言いづらい変な感じ)、趣味もなんだったか忘れてしまって、やるべきことしかできないでいる。自分の趣味がなんだったか振り返る。映画を見たり、小説を読んだりすることが好きだった気がする。でも最近はそれが上手くできない。自分の中で創作物を鑑賞する上での理論的な枠組みが蓄積されてしまったせいで、何かを見ても勉強をした気にしかならないことが問題だと思う。

 散歩をするのが好きだったけれど、そもそも冬の寒さに弱いので外に出るのが億劫。買い物をするのが好きだったけれどお金はない。お酒を飲んで人と話すことがとても好きだけれど、このご時世だと当然やりにくい。気軽に話しをしてくれる人が段々と少なくなっている。友達が少ないことが原因かもしれない。誰かと話さないとモヤモヤすることが多くなってしまう。誰でもいいから会話してほしい。

 こんなことを考えていると鬱になってしまうので、そもそも私は鬱ではなかったか、これからやりたいと思っていることを考える。ずっと前に花を育てたいと思っていたことを思い出す。一度も育てたことなんてないけれど。やってみたいことだから、気にする必要もないかもしれない。他に何があったっけ。もともと、特にやりたいことなんてなかったのかもしれない。小説は書きたい? 本も作りたかったような気がする。長い小説を書くことはできないので、短いものをたくさん書くのがいいのかもしれない。海を見に行きたい。山は幼い頃から入りすぎたので飽きた。どこかに行こうと思いはするけれど、いまここからどこにも行けない自分の不甲斐なさに打ちのめされてしまう。

 この書きかけの思考は一体何のために書いていたのだっけ。