はなのかんばせ

だいがくいんせいのらくがきのーと

今年の振り返り

 師走に入ったので、今年の振り返りを書く。勉強とか研究とかについて。勉強の方は年始から毎日一本は論文なり批評なり対談なり、文学について書かれたものを読むことを目標にした。具体的には研究書を一日一章ずつ読んでいければ、一年でいくばくかの力がつくのではないかと考えた。以下、現在までの結果

 

1月 1~31

2月 32~64

3月 65~114

4月 115~150

5月 151~198

6月 199~228

7月 229~266

8月 267~306

9月 307~334

10月 335~358

11月 359~384

12月 385~393

 

 書類を書かなければならなかったり、ゼミの発表や学会発表があるときはペースが落ちてしまった。何があっても、読まない日を作らないというのが重要なのだと思う。この他にも色々と小説や軽い本を読んだので、読んでいる量はそこそこかもしれない。どれだけ何を読むかということは、人と比べるものではないけれども、数字に残しておくと自分のやった量が可視化されるので迷子にならずにすむ。

 読んだものは書誌情報と要点のまとめを手帳に書き入れるという方法をとった。ペンを使って字を手書きすることで頭の整理になった気はするけれど、いかんせん面倒くさがりな性格なので億劫になる日が多かった。あと、手帳は頁の幅が思ったより小さいものを選んでしまったので書きづらかった。手帳は見返すのも面倒なので、来年からはNotionを使ってまとめを作ろうかなと考えている。データベースが作れるし、検索もできる。論文に使えそうな箇所を打ち込んでおくことによって、あとで論文を引っ張りだしてあれこれする手間が省ける。いいこと尽くめっぽい。

 けれども、手で何かを書く習慣が失われてはダメな気がする。日記はずっと手で書いてはいるけれど。キーボードをこうして叩くこと、万年筆で字を書くこと、音声入力を使って話すこと、どれも行為の結果は同じように見えるけれど、出てくる言葉の感触が微妙に変わってくる。僕は音声入力を使うとなぜかあまり言葉が出てこなくなる。話すのが苦手なせいなのかもしれない。手書きだと語彙が貧弱になる。漢字が書けないせいなのか身体の問題なのか、今はまだよくわからない。

 

 研究の方は論文をぼちぼち書いている。どこの雑誌にも載っていないので、書いたとは言えないけれど。学会発表を一つできたので、今年はこれでよかったのかもしれない。来年からは論文をいっぱい書く。今年は書き方を探る一年だった。Notionに情報をまとめて、それを見ながらwordを使ったり、scrivenerやworkflowyも試した。何が一番いいんだろう。ツールにこだわっているようではダメなのかもしれないけれど。文章はどこでも、どんなものを使っても書けるようにならなければならない。修士論文はたぶんscrivenerで書くだろうと思う。

 勉強も研究も思ったように進まなかった。もっとたくさんのことを知って、人に伝わるよう書く術を身につけたい。