はなのかんばせ

だいがくいんせいのらくがきのーと

作業効率

 文学専攻の大学院生の1日は、大学に行く、図書館で調べ物をする、本を読む、レジュメを作る、論文を書く、これらを1日が終わるまで繰り返すというものなのだけれど、最近はなるべく効率よくやるために現代のテクノロジーの力を借りるようにしている。

 朝はNike training clubというアプリで自重トレーニングをしている。ジムに行く金などないけど、運動はしたいのできちんとトレーニングメニューを動画付きで紹介してくれるこのアプリは重宝している。一月ごとにトレーニングプランを作成できるし、これまでやったトレーニングの記録も行われる。健全な肉体は、精神を病みにくいし、本をたくさん運ぶ大学院生にとって筋肉は助けになる。タバコはやめないけど。

 To doリストは以前までMicrosoftのアプリで管理していたけど滅多に開かないので、ウィジェットの表示できるリマインダーとアナログだけれど100均のホワイトボードで管理している。ホワイトボードが一枚あると、やらなければならないことの優先順位まで管理できて便利。たくさんやることがあるとパニックになるので。

 1日にできたことは万年筆用の小さなノートに書くようにしている。読んだ本のページ数とか、その日にやった授業の課題とか、トレーニングのこととか、些細なことでもいいので今日はこれをやったということを毎日書くようにしている。進捗管理ということではなく、これは自分の精神衛生のためにやってる。大学院生にとって一番大切なのは、論文を書くテンションに如何に自分を導くかということにあるので、鬱になっている場合ではない。常に書かなければというプレッシャーに押しつぶされそうになるけれど、コツコツ何かをやっている実感を物体として残せばまあなんとかなる。

 読書管理はノートと読書メーターでやってる。ノートには、本や雑誌に載っている小説の書誌情報と読んで考えたことを短くまとめて書くようにしている。研究書を読んだときは長いまとめになっちゃうけど。読書メーターは特に意味がないので消そうかと思っている。あれはSNS的な繋がりを志向するものだと思うのだけど、ただの管理ツールになっているので。読書に他人は必要ないですね。他者は常に本の中にいるので。

 あと毎日日記を書いている。書くことで自分の感情を言語化して、気持ちがまとまる気がする。最近だとコロナにかかったときの行動履歴に役立つのかな。よくわかんないけど。

 論文執筆や文献管理に役立つツールは難しい。論文はwordで書いてる(金があれば一太郎にしたい。格好いいし)。文献管理はデータベースからexelファイルに出力して管理しているけど、正直私は馬鹿なので上手く使えている気がしない。人より幾分か記憶力が良い分、頭の中でまとめる方が早いので。あとたまにeverynoteを使っている。性能のいいメモ帳という感じで考え事をメモして、それが検索できるというのが一番の強みになっている。日常でも整理が苦手なので、文章が整理できず開くのが面倒になっているけれど。マメな人には使いやすいんだろうな。金がないので無料版を使っています。

 最近はあとアウトライナーというのを使おうとがんばっている。workflowyとdynalistというやつをダウンロードした。文章のプロットのさらに骨組みを作るのに向いているっぽい(認識あってる?)。小説にも使えそう。思考が整理しやすいのだとか。こういうの以前は紙でやっていたけど、スマホのアプリだとどこでもすぐに書けるので便利なんだろうなと思う。紙に書くとすぐに失くしてしまうし。上手く使えると意識高そうで格好いいと思うので、がんばりたい。

 ブログは何の意味もないです。誰が見ているかもよくわかんないし。恥ずかしいことばかりを書いてしまうし。恥ずべきことなど何もないのだけれど。

 色々もっといい方法があるのかもしれないので、目の前のツールをうまく使ってがんばっていきたい。

 書き忘れたけどkindle paper whiteは便利です。kindle版の本はページ数がないので、引用に使うのは難しいっぽくて学術書を買うのは躊躇してしまうけど。あと小説も。