はなのかんばせ

だいがくいんせいのらくがきのーと

何がなんでもエウレカを起こさなければならない

 「エウレカ!」と叫ぶ作品といえば、僕の中では「ペンギン・ハイウェイ」と「インターステラー」なのですが、この知的発見の瞬間を表現する言葉を何としても僕も叫ばなければならないと日々考えて過ごしています。

 大きな紙にそれまで調べたことを書き連ねて、それを眺めると繋がりが見えてくるらしいのですが、大きな紙を用意するのは面倒くさいので僕は文明の利器に頼ることにしました。というわけで、最近iPadを買い、thinkspaceというアプリを入れました。これはまさにエウレカと叫ぶためのアプリで、手書きとテキスト入力のバランスがよく操作性も直感的でわかりやすいので大変重宝しています。

 論文を書かなければ、色々とどうしようもなくなってしまって人生が終わるかもしれない(終わるか終わらないかはわたし次第なわけですが)状況の中で、エウレカ!という体験は非常に重要な位置を占めていると思う今日この頃です。本を読んで調べ物をしても、すぐに忘れてしまうので、それをいちいちメモにとるのですが、僕はメモの存在すら忘れてしまう間抜けなので、thinkspaceのような一つの空間に全てをまとめてくれるものはありがたい存在としか言いようがないです。

 scrivenerというのも入れてみたのですが、これは既に書いた文章を構成/校正するのに役立つソフトなので、ちょっと違うなという印象でした。最近気づいたのですが、本を読む→調べる→thinkspaceでエウレカを起こす→workflowyなどのアウトライナーで書き起こす→scrivenerで整える→wordに出力する、というのが論文を書く上で良い流れなのかもしれないです。

 うまくいくかはわかりませんが。うまくいってもらわないと困る。あとは孤独にがんばって耐えることも必要。「孤独とは死に至る病なんじゃよ」て「狼と香辛料」のホロも言っていましたよね。とにかく死なないように日々がんばるしかないのです。