はなのかんばせ

だいがくいんせいのらくがきのーと

昨年のことなど

心身のこと 体と心のバランスがうまく噛み合わない一年だった。週一回、3コマの授業を担当するだけで鬱状態になってしまっていた。授業というのは、不特定多数の人間と割としっかり関わらないといけないものなので、疲れやすかったのかもしれない。 学校のカ…

神戸のこと

僕にとって、神戸は10代に過ごした、今よりも汚いけれど色々なものがまだ少し前の時代と結びついていた街のことだった。 10代の頃は、今よりもよく物事を考えていた気もするし、何かになりたいけれど何もしたくなくて学校にも行かずに無為に過ごしていただけ…

どうしようもない人間がこの世にはいる

パワハラを受けて心が死んでいる。誰かに助けてもらいたいけれどどうにもならないので、がんばるしかない。 もう終わりです。誰かより優れているとか劣っているとかってどうでもよくないですか? 優れているから偉いわけでも、劣っているから卑しいわけでも…

今年の振り返り

師走に入ったので、今年の振り返りを書く。勉強とか研究とかについて。勉強の方は年始から毎日一本は論文なり批評なり対談なり、文学について書かれたものを読むことを目標にした。具体的には研究書を一日一章ずつ読んでいければ、一年でいくばくかの力がつ…

絵を描くのが昔から上手になりたくて、ちょこちょこ練習しているのだけれど一向に上手くならない。Youtubeとかホームページで絵の描き方を勉強してはいるのだけれど、全然思うように描けない。なんで描けないのか正直よくわからない。ああいった絵の描き方入…

愛について語ること

「愛って何だと思う?」 と夕暮れの公園でブランコに揺れながら彼女は言った。 僕は彼女の求めている答えがさっぱりわからない。愛、そんなもの、まだ考えたことがなかった。 「なんなんだろうね。気にはなるね」 「困ったら質問で返さないの」 彼女は暮れゆ…

鳥の死体

鳥の死体を見つけた。ふと数年前にカラスの死体を見たことを思い出して写真を撮ってしまった。 昔からよく死体を見つけると立ち止まってしまう。育った場所が田舎だったということもあり、車に轢かれた狸の死体はよく目にした。死体には必ず蟻が集っている。…

何がなんでもエウレカを起こさなければならない

「エウレカ!」と叫ぶ作品といえば、僕の中では「ペンギン・ハイウェイ」と「インターステラー」なのですが、この知的発見の瞬間を表現する言葉を何としても僕も叫ばなければならないと日々考えて過ごしています。 大きな紙にそれまで調べたことを書き連ねて…

さようなら、私のエヴァンゲリオン。

シン・エヴァンゲリオン劇場版を観た。 以下には、その感想と私のエヴァとの関係を書こうと思う。 エヴァンゲリオンを初めて観たのは中学一年生の頃、2009年の夏頃だった。当時少しずつアニメを見始めた私は、仲の良い友人にオススメのアニメを聞いて、そこ…

趣味が欲しい

いつもいつも同じことで悩んでいるのに一向に何もかも解決を見せることはない。 しんどい気持ちを紛らわすために何かをやりたいので、それらしい趣味を探している。といっても、趣味なんて何か好きなことを自発的にやるのがいいっていうし、そうすると僕に好…

文章の書き方

最近はひたすら書いた論文を人に見せてボロクソに言われて泣きながら書き直していることが多いのだけれど、そういうことを続けていくうちに書き方について考えるようになった。 僕は馬鹿なので長い文章を書くことはできてもそれを有機的に繋げることがとても…

24歳になった

24になったのにも関わらず、僕は相変わらず論文を読んで頭を捻っている。良いものを読むと自分の不甲斐なさに打ちのめされて吐きそうになるし、重要な資料を見つけると自分の論文にどう組み入れるかで頭を悩まされる。 まさに僕は血反吐を吐きながら勉強をし…

最近楽しかったこと

特にないかもしれない。今日はあらゆることに耐え切れなくなって、泣いてしまった。気分を良くするためにラーメンを食べに行こうと思った。ラーメン屋に行く前に駅前の本屋さんに入った。 この本屋はとても昔からあるにも関わらず品揃えがとても悪い僕にとっ…

残響

最近は勉強をする、資料を読む、論文を書くの3つをひたすら繰り返すだけの日々を過ごしている。大学に行くことも今はできないので、部屋で一人朝から寝るまで、同じことしかできない。何にも増して優先されるべきことは、論文を書いて発表するということなの…

眠れぬ夜のために

小説ばかりを読んでいるとバカになるというのは、私の周りでは大変よく聞く話であり、私自身もそのように感じることが多くなってきた今日この頃であります。正しくは小説よりも物語といった方がいいのかもしれません。物語は何も考えなくとも読めてしまうか…

覚書

論文を書くためには、たくさん論文を読んで良い論文を見分けられるようにならないといけない。自分の中で良いと思う論文を見つけて、それの何が良いのかを箇条書して鋳型を抽出する。その鋳型に自分の考えたこと、調べたことを流し込む。 そういうことを繰り…

作業効率

文学専攻の大学院生の1日は、大学に行く、図書館で調べ物をする、本を読む、レジュメを作る、論文を書く、これらを1日が終わるまで繰り返すというものなのだけれど、最近はなるべく効率よくやるために現代のテクノロジーの力を借りるようにしている。 朝はNi…

ゴキブリは飛行しない

夜、部屋のドアを開けると、耳には羽音が響き目には何かゴキブリのようなものが写る。殺虫剤の入ったスプレーを振るけれど、気がつくとその姿はない。再び現れるのは、私が床に着くときである。耳元でずっと羽音が聞こえる。その度に私は、目を閉じてじっと…

労働者のように

大学院生活がはじまって、少しの時間が経って思ったことがある。以前は、大学院生って好きなだけ好きなことできていいなと思っていたけれど、それは少し間違いだった。 大学院生は好きな時間に起きていいし、好きな時間に寝てもいい。いっぱい本を読んで、研…

自分の頭の悪さに泣いてしまった。

自分で言うことではないけれど、僕は生者には最大限の敬意を表するタイプのお人好しです。倒れている人がいれば救急車を呼んで介助をするし、電車の席はしんどそうにした人に譲る。僕は膝が悪くて立ってるのがしんどいので、これはいや。良く生きようと思っ…

加害の妄想

眠れないから文章を書くというのは、良くない行為だと理解しているのだけれど、お酒を飲むと睡眠導入剤を飲んではいけないので、退屈しのぎに書く。 小学校の頃、ある日友達の母親が病気で亡くなった。幼い私は、幼いなりにこの子に母親という言葉は使っては…

オフィス街

ぼくは昔から大きいコンクリートの建物が好きだ。見ていてとてもわくわくする。それに比べて、京都や奈良にある寺社仏閣の古い街並みは苦手だ。すずしくて穏やかな気持ちになれるけど、孤独を感じるから。 アベノハルカスの喫煙所や階段、ショッピングモール…

身体がボロボロ

朝起きてコーンフレークを食べ、だらだらアプリで漫画を読み、日記を書いてから本を少し読むと昼になる。お昼だからご飯を食べようと、買い溜めしているカップ麺(60円くらい)にお湯を注いで食べる。食事用の机なんてないから、立って食べる。それから、ぼー…

さまよえる人

明かりの少なくなった街を俊介は歩いていた。人影はほとんどなく、見かけるとすれば、野良猫くらいのものである。車の通りも疎らで、俊介は車の多い方へ行こうと、住宅街を抜けて大通りへ出ることにした。 電灯と民家から漏れるわずかばかりの明かりを頼りに…

春は来ない

いつの間にか過ぎ去ってしまった春に気づいたのは、この世でほんの数人だったかもしれない。〈春〉という現象について、定義がなされていないから、断定的に語ることはできないのだけれど。厳密な学はいつだって不可能で、僕たちは新しいところから進んでい…

黒猫を反復すること

「四月は君の嘘」というアニメを今更ながら観た。放送当時に人気だったのは知っているし、なんとなくお話の内容も知っていた。天才ピアニストがバイオリニストの女の子と出会ってその子が死んじゃう、みたいな。大体合ってたというか、その通りの作品だった…

思い出すことを書くこと

表題をテーマにして卒論を書いている。正確には戦争を思い出すこと、何だけど。長い文章を書いたことがなくて、思うように書けないことが続いた。アカデミックな文章、他の文章もそうなんだけど、文章には文と文の繋がりに必然性がいる。それらが有機的な連…

生きてる

最近はだらだらと生きています。4回生になって、一応いろいろ変わって、そのせいで今は少し疲れています。相変わらず人に迷惑ばかりかけています。お金がなくて泣きそうになっています。院試の受験代3万円を用意できる気がしなくて、カードローンのサイト…

やがて春はくるだろう

という言葉がずっと前から、頭の中でぐるぐると回っています。文章として、ではなくて、イメージとしてこの言葉が頭にふと浮かんできます。何の意味があるのか。そもそも意味なんてないのでは、と思うこともあるけれど、たぶんこれは小説のタイトルとして使…

「雨」「換気扇」「ニュース」

記録的な大雨が降り続いているというニュースを見たのは、雨が降り始めた随分後だった。ニュースは雨が降り始めたころからずっとやっていたのかもしれない。俺がニュースを見たのはついさっきだったというだけで。 「○○地域では土砂崩れの恐れがあり、避難勧…